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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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2019年12月14日「教授はベビーシッター」

大学で社会人入試が実施されるようになった現代、子育てをしながら学ぶ人も珍しくありません。
米国テキサス州に住む学生ケイティさんもその1人。
海軍で下士官として14年務めた後、理学療養士になるために大学に通いました。

2016年のある日のこと、まだ幼い娘をベビーシッターに頼んで大学に行こうとしていたところに、そのベビーシッターから急病で来られないとの連絡がきます。
単位を取得するためにはどうしてもその日の講義を受けなければならない。
そこで彼女は娘とともに大学に行き、子連れで講義に出ました。
でも教室に入った途端、娘はむずかって大声で泣き出したのです。
このままでは講義の邪魔になるため、ケイティさんはあきらめて教室を出ようとしました。

ところが、その様子を教壇から見ていた教授が彼女の席にやって来て赤ちゃんを抱き上げ、また教壇に戻り、そのまま片腕で赤ちゃんを抱えたまま講義を始めたのです。
そして不思議なことに、赤ちゃんも講義が始まった途端、ぴたりと泣き止んで、講義に聴き入っているかのように静かにしていたのでした。

じつはケイティさんは娘を生む前、妊娠しているときからこの教授の講義を受けています。
彼女のお腹にいるときから、赤ちゃんは教授の声を子守唄として聴いていたのかもしれません。