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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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2019年7月27日「思い出ベンチ」

大都市ニューヨークの緑豊かな公園セントラルパーク。
市民に愛され観光地としても人気ですが、1960年代から70年代の頃、公園は犯罪が多発する危険な場所となり、またニューヨーク市が財政難に陥ったこともあって荒廃の一途をたどりました。

こうした中で、市民団体が発案して始まったのが「The Adopt-A-Bench program」。
公園のベンチを養子にするというアイデアで、寄付をすると「養子」になったベンチの背もたれに、メッセージを刻印したプレートが取り付けられるのです。
その数は、現在4000余りに上り、プレートには思い思いのメッセージが刻まれています。

男性から愛する女性へ「I Love You. Will You Marry Me?」とプロポーズの言葉が刻まれたもの。
「お父さん、ここであなたと鬼ごっこやたこあげをして遊んだことを私達はいつまでも覚えています」という子供達からの贈る言葉が書かれたもの。
そのひとつひとつが公園を訪れる人の心を温めます。

実はこれをヒントに東京都が平成15年から始めたのが「思い出ベンチ」。
都内の公園では、すでに1017のベンチが様々な思いを伝え、今年も令和元年の募集が始まっています。

もしも、あなたの思い出の公園でも始まったら・・・どんな言葉を託しますか?