TOPページへアーカイブへ
提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
←(2017年12月30日「鹿の踏切」)
(2018年1月13日「道後温泉物語」)→

2018年1月6日「39光年彼方の異星人」

NASA:アメリカ航空宇宙局は2009年にケプラー宇宙望遠鏡を打ち上げました。
目的は太陽系外で地球型の惑星を探査するため。
地球以外に知的生命体が存在する可能性を探るための望遠鏡で、その観測範囲は数千光年彼方まで及びます。

それから8年後の去年2月。
NASAはケプラー望遠鏡が約39光年の距離に太陽に近い「トラピスト1」と名付けた恒星があり、その星を回る3つの惑星が地球型の生命体が存在できる領域に位置していることを発表しました。
その発表データから想像されることは、地球人と同じような、いやもっと高度な文明を持った知的生命体が存在する可能性が否定できないということ。
異星人との出会いの夢が大きく膨らんだのです。
今年、NASAは次世代の太陽系外惑星探査衛星「TESS」を打ち上げる予定。
その3つの惑星の様子がもっと詳しく解明されることになるのです。

ところで、NASAはかつて太陽系外の知的生物探索計画を潰されそうになったことがありました。
NASAが国家予算を使うことに反対する上院議員たちが「我が太陽系以外に知的生命が存在する徴候はかけらもない」として予算の打ち切りを進めたのです。

その発言に対してNASAはすかさずこうやり返しました。
「1492年、つまりコロンブスの航海まで我がアメリカが存在する兆候はかけらもなかったですよ」