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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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2017年12月16日「発明家の娘」

生涯におよそ1300もの発明をしたトーマス・エジソンは24歳のときに結婚します。相手はエジソンの会社の従業員だった16歳のメアリ。
エジソンとの間に3人の子をもうけますが、エジソンがあまりにも発明に夢中でほとんど家に帰ってこないため、メアリは次第に心と体を病み亡くなってしまいます。

37歳になったエジソンが再婚した相手は、仕事仲間の娘で20歳のマイナ。
彼女へのプロポーズは言葉ではありませんでした。
マイナの手を取り、その掌に人差し指の先をトントンと叩いて、モールス信号で求婚したのです。
その場に先妻の娘が居合わせていたため、父であるエジソンは娘に気を遣って二人しか分からない会話をしたのでした。
この思いがけない行動に感動したマイナの返事は「イエス」。

しかし二度目の結婚生活も前回と同じ、発明に夢中なエジソンはまったく家庭を顧みません。
それどころか、エジソンが考え事をしているときに話しかけてきたマイナに向かって「あれ、きみは誰だっけ?」と言ってしまう始末。

妻の顔さえ忘れてしまうエジソンでしたが、マイナは平気でした。
先妻の3人の子とエジソンとの間に生まれた子を合わせ6人の子を育て上げ、84歳でエジソンが亡くなるまで添い遂げます。

その秘密はマイナの父親。
彼女の父もまた、エジソンと同じ発明家だったのです。