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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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2017年9月2日「大富豪列伝」

世の中に富豪と呼ばれる人物は数多くいますが、19世紀に大財閥ロックフェラー家を興した石油王ジョン・ロックフェラー1世こそ史上最大の資産を持った大富豪だといわれています。

彼は石油業界を独占する実業家として世界一の富豪になりましたが、その一方で、資産を家族のためだけではなく、社会のためにも惜しみなく使う世界一の慈善事業家としても名を馳せています。
医療・教育・科学研究促進などのために財団を創設し、寄生虫による病気や黄熱病の根絶に貢献。また、シカゴ大学はじめさまざまな教育施設への創設資金を提供しました。
しかし自分自身に対しては節約を旨とする人物だったことでも知られています。

ロックフェラーがワシントンに出かけてホテルに泊まったときのこと。
彼は受け付けの支配人に「バスルームなしでいいから一番安い部屋をお願いしたい」と言いました。
支配人はびっくりして「ロックフェラー様、いくらなんでもそんなお部屋をお望みなんて...」と目を白黒。
「ロックフェラー様のご子息様がお泊まりのときだって、いつも最高級の部屋をお取りになるのですよ」と困惑する支配人に、ロックフェラーは笑いながらこう答えたのです。
「いやいや、倅は大金持ちの父親を持っているからね。だがあいにく私にはそういう父親はいないのだよ」