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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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2017年1月15日「20年間のありがとう」

成人の日はかつて1月15日でしたが、現在は1月の第2月曜日。
ですが、北海道や東北、山陰などの豪雪地では夏に成人式を行う市町村が数多くあり、春のゴールデンウィークに成人式をする自治体も増えています。
正月休みに成人式を行っているのは沖縄の石垣島。
中でも新成人が毎年10数名という白保ではアットホームな成人式が行われています。

公民館に集うのは新成人とその家族、それに地域の人たち。
新成人たちが一人一人順番に親に向かって直接、感謝のスピーチをするのが伝統です。
これまでなかなか言葉にできなかった感謝の思いを語る新成人のほとんどが涙で言葉を詰まらせ、見守る地域の人たちも貰い泣きしたり、励ましの声をかけたりします。
このスピーチが2人終わる度に、家族や地域の人たちが入り乱れて三線のリズムでカチャーシーを踊って祝福。その繰り返しが延々続くのです。

そして二日目。そう、白保の成人式は2日間にわたります。
二日目は、新成人たちが年末にみっちりと練習した郷土に伝わる舞踊や寸劇を披露。
若者たちの熱演に、カラフルな色紙に包まれたお捻りがステージに投げ込まれ、多いに盛り上がります。

小さな町だからこそできることですが、薄れつつある地域の絆を活かした「日本一感動する成人式」と呼ばれています。