TOPページへアーカイブへ
提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
←(2017年1月15日「20年間のありがとう」)
(2017年1月29日「農業発展の闘い」)→

2017年1月22日「巨大ナマズの出現」

きょう1月22日は「飛行船の日」。大正5年のこの日、日本初の国産飛行船が埼玉県所沢・大阪間で実験飛行に成功しています。

この飛行船は全長85メートルの大きな紡錘形のガス袋の下に12人乗りのキャビンが取り付けられたもの。
この時代はすでに飛行機がありましたが、当時の技術では飛行船のほうが大勢の人を乗せて安全に飛行できるので、欧米では大西洋横断航路などで旅客運行されていました。

しかし日本では軍事用として研究や試験飛行されていたため、一般の人の目に触れる機会はほとんどありません。
たまに訓練用の飛行船が風に流された挙げ句、遠くの海岸などに不時着すると、飛行船を知らない人々は「空から海坊主が降りてきた!」と大騒ぎ。
半鐘を鳴らして漁師たちが駆けつけ、魚網で飛行船を取り押さえるといったこともあったようです。
これと似た騒ぎはじつは現代でも起こっています。

昭和47年。この頃から飛行船を広告として使うことが流行るのですが、画家の岡本太郎氏が「飛行船は生き物だ」と言って大きな目玉を描いた飛行船が登場。
町を飛んでいると小学校で「ナマズのお化けが飛んでる!」と大騒ぎになり、110番通報でパトカーが駆けつけたとか。

飛行船を知ってはいても、空にあんな巨大なものがぽっかりと浮かんでいると、思わず腰を抜かしたくなりますね。