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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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3/9 放送分 「菜の花でふれあう心」

福岡県志摩町、芥屋の海岸沿いは、今年から始まった新たな取り組みによって、これまでの荒涼としていた景色が、菜の花畑に生まれ変わっています。

実はこの菜の花、「芥屋地域づくり推進協議会」の菜の花プロジェクトのみなさんが、約1ヘクタールの遊休地をトラクターで整備し、肥料をまいて1本1本苗を植えたものです。
菜の花プロジェクトの推進協議会は、町の景観を美しくしようと立ち上がった地域住民や子供会、そしてどなたでも参加できるメンバーによって構成されています。
去年12月の苗植えの時には、地域住民をはじめ福岡市内や近郊地から40名近く集まり、参加者を支援したいと地元のログハウスのオーナーからは温かいコーヒーの差し入れも。お昼は全員で芥屋の特産品でもあるカキを囲んでバーベキューを楽しみました。

苗はすくすくと成長し、今月は花芽の摘み取り。花芽は料理にも使用できますし、これから5月から9月にかけては、刈り取り、脱穀、油しぼりや廃油による石けんづくりなど、菜の花の特性を生かしたさまざまなイベントが予定されています。イベントには会費制で参加でき、2回以上の参加者は4合ビン入りの菜種油がもらえる特典付きです。

推進協議会の佐田会長は、「芥屋町の景観はみんなのものです。会費を払ってまで遠方から参加していただけるのも、子供から年配の方まで幅広い世代の交流が楽しめるからでしょうね」と顔をほころばせます。
菜の花を利用したリサイクルで資源循環型社会をめざし、ふれあいの輪が広がる「菜の花プロジェクト」。
春の青空に向かって真っ直ぐに伸びる黄色い菜の花は、間もなく満開の時期を迎えます。