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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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7/15 放送分 「1年間世界1周家族、無事帰国」

1年かけて世界一周をした家族が、無事帰国しました。
福岡市在住の栢野克己(かやのかつみ)さん48歳、美都子(みつこ)さん42歳、敬之(たかゆき)くん11歳、光(ひかる)くん9歳。去年4月、それぞれリュックひとつで日本を出発し、アメリカ、中南米、アフリカ、アジア大陸を自分たちの知恵と足で踏みしめ、今年3月に帰国した4人。
ご主人は、ご自身が運営する経営コンサルタントのお仕事を再開。お子さんは、今、元気に学校に通っています。美都子さんは、子供の目からみた世界を本にまとめて出版する為、現在執筆中です。

世界を一人旅、夫婦二人旅をする人は結構いても、小学生の子供2人連れで1年間かけての家族旅行。しかも観光地より、発展途上国中心の旅。予算は、快適に旅すれば3ヶ月でなくなってしまう1人125万円。常に危険を伴うので、どんなにけんかしても離れることはできず、4人寄り添いあいながらの旅だったそうです。1年間の旅は、修行のように思ったことも、素晴らしい自然や人々との触れ合いを通して感動したこともあったようです。いわば、人生の縮図のようなもの。

「人生は一度きり。今しかできないことをしよう」と言い出したご主人。
帰国後の感想は、「死んでもいいと思うくらい素晴らしい景色に出会い、自然の美しさに感動した。でも、環境破壊も目の当たりにした。」一方、世界を一人で旅したこともある旅の達人美都子さんは、「とにかく無事に4人で帰国できたことに、ほっとした。」と正直な感想・・・。
お子さん2人は、南アフリカのスラム街に出向き、現地の子供たちと持って行った折り紙を一緒に折り、大喜びしてくれたことが印象的だったとか。また、戦争で負けた国を訪れた時、当時10歳の息子敬之くんが口にした言葉は「日本は戦争に負けたけど、言語も文化も奪われなかったんだね。」・・・

美都子さんは、そんな敬之くんが書いた日記をもとに、小学生が読める世界に興味を持てる本を、「今年の夏の終わり頃出版できれば」と話しています。