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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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2/25放送分 「幸せのちから」

いよいよアカデミー賞の発表が、アメリカ時間の2月25日、日本時間の明日あります。
今年は、助演女優賞に菊池凛子さんがノミネートされて、49年ぶりに日本人女優の受賞となるか注目されています。
主演男優賞でノミネートされている、ウィル・スミス。彼が主演している映画は、アメリカの実話を元に製作され、日本では1月に公開。沢山の観客を動員し、多くの感動を与えています。

父と子の愛と希望に満ちた映画「幸せのちから」。1980年代、アメリカ・サンフランシスコを舞台にしたクリス・ガードナーの物語です。
セールスマンからホームレスに。帰る家も食べるものもない日々。その中で決して手離さなかったのは、ひとり息子。
愛すること、努力すること、信じること、がむしゃらに本気で生きること。そして決して諦めないこと。それを実践し、億万長者になったガードナー。
現在、シカゴに本社を置く株式投資会社:ガードナー・リッチ&カンパニーの社長兼最高経営責任者を務め、売り上げのおよそ10%を教育事業に寄付しているそうです。彼はこのように言っています。「アメリカの独立宣言に生命、自由、幸福の追求の権利が書かれている。幸せって追求するだけのものか?決して得られないのか?何故彼は「追求」という言葉を敢えて入れたのか」と。

「幸せになれますように」とか「幸せがやってきますように」と、ただお願いするばかりの人が増えている現代。彼の生き方は、忘れかけていた幸せに対する探究心と行動力を蘇らせてくれます。
さて、今年のアカデミー賞は、この実話が映画となった「幸せのちから」を自ら製作も買って出て主演もしたウィル・スミスが受賞となるか。発表が楽しみです。