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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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12/31放送分 「命」

今年2006年の世相を象徴する漢字一文字は、「命」でした。
秋篠宮家の長男「悠仁(ひさひと)さま」のご誕生で「生まれた命」の一方いじめで「自ら絶った命」、飲酒運転事故や痛ましい事件で「奪われた命」など、「ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した」ことが1位に選ばれた理由でした。

命の尊さを「体感」できる絵本があります。
タイトルは「いのちのまつり」。佐賀県山内町在住の陶彩画家:草場一壽
(くさばかずひさ)さんが、ここ数年の子供による悲惨な数々の事件をきっかけに「子供達にいのちとは何かを考えて欲しい」と自費出版した絵本です。<2004年からはサンマーク出版され10万部を突破>
沖縄在住のイラストレーター平安座資尚(へいあんざもとなお)さんの明るくユニークな絵が絵本全体に親しみやすさを加えています。主人公の坊やに沖縄のおばあちゃんが言います。「数えきれないご先祖様が誰ひとり欠けても、坊やは生まれてこなかった」と。
絵本の中に八ツ折りのページがあります。
そこに描かれた何代にも及ぶ先祖の絵を子供たちが見て、その圧倒的な数に思わず驚嘆の声をあげます。
「自分の命も、他人の命も、受け継がれてきた大切な命なのだと思った」
「どうも好きになれない人も、もしかしたら、ご先祖様をたどっていけば、ひとつの生物だったかもしれない。命あるもの、みんな大切にしなきゃ」
又、「いのちがリレーされることで終わりではなく、しつけや生き方など様々なバトンがあると思った」・・・等の感想も寄せられています。

絵本の最後で主人公の坊やは言います。
「いのちをありがとう?!」

来年は、もっと、みんなが「命」に感謝し大切にしあう年になりますように・・・。