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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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8/20放送分 「九重キャンプ場」

なだらかな高原がどこまでも続き、あちこちで温泉が湯煙を上げる、大分県九重町。アウトドア・レジャーの人気スポットです。
そんな九重町でオートキャンプ場を経営する一人の男性がいます。日焼けした顔にキャップよく似合う・・・。彼の本職は、河川を整備したり橋を造ったりする土木会社の社長なのです。
そんなヒトがなぜキャンプ場を??「大きな声じゃ言えないが・・・・・。じつは大儲けできると思ったわけ。」彼はいきさつを話し始めました。

15 年ほど前にRV車が続々と発売されたのを見て、「これはクルマを使ったキャンプが流行るぞ」と確信。早速山あいの荒れ地を購入しました。得意の重機を駆使して整地し、水道や電気を引き、トイレやシャワーも自分で図面を引いて設計。季節の花も植えていきましたが、これには苦労したそうです。
「植えても、植えても、枯れていく・・・・。途方に暮れたよ」
それでも専門家に頼らず、失敗してもいいから自分でやってみる。これが彼のやり方なのです。
そして、3年かけてようやくオープン。
キャンプ場で大儲けする!という彼の夢は?「う?ん、100年後には叶ってるかも・・・・。」笑いながら答える彼の話を聞いているうちに、大儲け狙いは照れ隠しだということがわかってきました。
毎日いろいろなキャンパーがやって来て、知らない者同士が一緒に楽しく過ごす・・・・。そのための理想的な場を作り上げることが、彼の夢なのです。