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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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8/13放送分 「今も生きるプレスリー」

今度の水曜日8月16日は、世界的なロックスター:エルヴィス・プレスリーの命日です。1954年にデビューして1977年に亡くなるまでのおよそ20年間、プレスリーはアメリカ・テネシー州・メンフィスで過ごしました。そのメンフィスの家に彼の死後、わずか3時間で8万人のファンが集まったといわれています。この邸宅は「グレースランド」と呼ばれ、1982年に公開されて以来、世界中から数百万人のファンが訪れています。先日(6月30日)プレスリーの熱烈なファンでもある小泉首相がアメリカを訪問した際に、ブッシュ大統領夫妻の案内のもと訪れたことでも有名です。

その「グレースランド」は、今年(2006年)3月、アメリカ国定歴史建造物に認定されました。アメリカ国定歴史建造物は1960年から指定が始まり、ホワイトハウスやブルックリン橋など、現在およそ2500ヵ所が指定されています。「グレースランド」はすべてのアメリカ国民にとって大切な数少ないもののひとつとして、ファンをはじめ様々な人の願いで長い年月をかけて認定されました。認定式典でプレスリーの娘:リサ・マリーさんは、「父と過ごした素晴らしい思い出がたくさん詰まった所」と感慨深そうに話したそうです。

1956 年にリリースした「Heartbreak Hotel」が大ヒット。その後のCD・レコードの総売り上げは推定10数億から30億枚・・・。彼が歌う曲は世界ナンバー1の売り上げといわれています。ジョンレノンやエリッククラプトン、ボンジョヴィなど数多くのミュージシャンは彼から大きな影響を受け人生すら変えたといいます。また、彼が亡くなった時、当時のカーター大統領は「アメリカは自らの一部を失った」とまで言ったそうです。今も心に生き続けるプレスリー。彼の命日を前に「Love Me Tender」のやさしく甘い歌声を聞いてみたくなりました。