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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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6/11放送分 「もったいない・・傘」

日本全国の落し物は、警視庁の調べによると、1070万点。そのうち傘の落し物は、1年間に33万本。落し物、忘れ物のナンバー1の傘・・・。
日本で消費される傘の量は、1年間で1億3000万本。日本人ひとりあたり、年間1本は消費していることになります。
最近では、100円ショップでも販売しているので、壊れても修理せずに購入したり、雨が降り出したりすると、気軽に買う人も少なくないようです。

今日、6月11日は、暦の上では、「入梅(にゅうばい)」梅雨入りの日です。
梅雨入りにあわせて、日本洋傘振興協議会は、1989年、6月11日を「傘の日」に制定しました。傘を広げると、その形は「末広がり」。昔から縁起物としてお祝いの贈り物にもされています。洋傘専門店には傘をオーダーメイドできるところもあります。結婚や入学、就職などのお祝いに傘の骨組みや中棒、手元の素材や生地などを選んだ「世界にひとつだけの傘」をプレゼントするのも素敵ですね。

福岡県柳川市の京町商店街の傘と帽子のお店「和多屋」。
ここでは、傘を買ってくれた人に、無料で傘に名前の刺繍をしてあげています。傘を大切にして欲しいという想いから25年前から、店主の恒吉清隆(つねよしきよたか)さん(54歳)がはじめました。
ひらがな、漢字、ローマ字などで刺繍した傘。自分の名前が入った傘だからこそ、忘れてもわざわざ取りに行った、どこかに置き忘れたけど戻ってきたというケースも少なくないようです。最近では、傘を大切にしたいという思いのお客様も次第に増え、他の県からもリピーターがいらっしゃるようです。

梅雨のこの時期、傘を大切にする心、ものを大切にする心、改めて見直したいですね。