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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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5/28放送分 「ゴルフの神様の言葉」

ずっと向こうまで続く芝生のグリーン。冬は寒くて辛いし、夏は暑くてやはり辛い・・・。爽やかな風が吹くこの季節こそ、ゴルフ日和です。
1927年の今日、第1回全日本オープンゴルフ選手権が開催されました。
5/28は、ゴルフ記念日です。ゴルフにまつわるこんな話があります。

ある日本人がアメリカを車で旅している時、道に迷い、夜になった荒野の中で途方に暮れていました。そこへ通りかかったのは、地元に住む老人の車。無人の荒野に佇む不審な東洋人に、老人の眼は警戒の色を漂わせました。「こんな所で何をしておる?」そこで、日本人は、自分はゴルフのエッセイを書く仕事をしており、アメリカのゴルフ場を取材していること、その途中で道に迷ったことを手短に話しました。その瞬間、老人の眼が輝きました。「わしの車についてきなさい。」老人は、見知らぬ日本人を自宅へ招き、奥さんと共に温かい夕食でもてなし、たったひとつしかない老夫婦の寝室を彼に与えました。
翌朝、すっかり恐縮した日本人が、せめて宿泊代を払いたいと申し出ると、老人はこう答えました。「何を言っているかね。わしらはゴルフ仲間じゃないか。気をつけて行きなさい。今度来た時は、一緒にプレイしようではないか。」

その老人こそ、1930年代に28歳の若さでグランドスラムを達成し、亡くなった今も「ゴルフの神様」と尊敬されているボビー・ジョ?ンズ。

「人生の最後にいくらの財産を得たかではない。何人のゴルフ仲間を得たかである。」・・・・・彼が残した名言が聞こえてきそうです。