4/16放送分 「家族で世界一周旅行」
この春、福岡市在住の一家が1年間の世界一周旅行に旅立ちました。
久米美都子さん41歳、経営コンサルタント会社を営む47歳のご主人、10歳と8歳の息子さんの4人家族です。久米さんは、以前女ひとりで133日間の世界一周旅行に行きました。あれから12年。今度は家族4人での世界一周。しかも1年間。4人の個性も調整しながらの旅となりそうです。
家族は以前から、「いつか、世界一周旅行ができたらいいね」と夢を語っていました。その「いつか」が、この春になったきっかけは、ちょうど1年ほど前の福岡西方沖地震。いろんなものが壊れ、状況も変化し、時を同じくして、親しい人たちの死や病気を目の当たりにしました。「いつかじゃ行けないかもしれない。子供が中学生になったら、行動を共にするのも難しくなるかもしれない。行くなら今しかないかもしれない・・・。」そう思ったご主人は突然言ったそうです。「4人で行こう。世界一周旅行!」。びっくりした久米さんは、「えっ?お金は?子供たちの学校は?仕事は?」と戸惑いました。しかし、「人生をもっと前向きに明るく生きるための大きなチャンス」かもしれないと捉え決心したそうです。1年間休学することになる子供たちは、学校大好き、サッカー大好きでしたが大喜び。ひとり100万円予算の貧乏旅行。快適に旅すると3ヶ月はもたない予算。とにかく家族4人それぞれが、たくさんのことを見て聴いて、体と心でいろんなことを感じてきたいと旅立ちました。まずは、アメリカ・ロサンゼルス入り。その後は中南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジアとまわり、1年後の4月に帰国予定。
帰国後は、子供の目線から見た世界の絵本「ボクらが出逢った素晴らしい世界の人たち」をテーマに世界の国々を紹介する本を出版することを目標にしています。子供が読めて、世界に興味を持ち、いろんな違いを受け入れていろんな人と仲良くなれる・・・そんな絵本を夢見ています。
旅立って1週間。今頃はメキシコの空の下でしょうか。それぞれの絵日記にはどんな光景とどんな想いが記されているか楽しみです。
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