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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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3/5放送分 「日記」

年の初めに「今年こそは日記をかくぞ」と意気込んでいた方もいらっしゃると思います。いかがですか?その後?続いていますか?
日記は自分自身の為に書き、「形のない自分の考え」を、「形のある言葉」にして冷静に判断する手段かもしれません。正直に、ありのままの「心の内」を書き、誰にも見られたくないもの。
それが、思春期には気の合う友達と交換日記をして、同じ思いや悩みを分かち合うようになる人もいます。特に女の子は親や他の人には見られないように鍵付きのノートをやりとりしていた人は多いはず。

最近は、インターネット上の日記;ブログが登場し、人気を集めているようです。自分の日記を掲載し、不特定多数の人に見てもらい、コメントももらえるシステム・・・。誰かから見てもらえるという存在欲求を満たし、楽しみにしてくれるという承認欲求もブログにはあるのかもしれません。

ある家族は、「家族交換日記」をつくっています。帰宅の遅い忙しい父親と、子供たち、夫婦をつなぐ日記になっているとか・・・。手書きの文字や絵で、その日その時の気分や感情が、「文字の奥」から伝わってくるそうです。
また、年齢を重ねて思秋期になると、自分自身の為に自分だけの日記を書く人が増えているように感じます。しかも「手書きの日記」です。手書きには、言葉以外の「風合い」があります。毎日の行動や家族への想い、自分の体や心のこと・・。それには生きている実感や感謝が綴られているのかもしれません。

あるドラマの中で「私は生きている証に日記を書いているの・・。」というセリフがありました。
生きている実感を味わう為、今日よりいい明日へ進む為、日記をつけて、1日をそして自分を振り返ることって大切なことかもしれません。