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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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1/22放送分 「見かけで判断??」

アメリカの心理学者メラビアンによると、人の印象は、目から入る情報:見た目やしぐさ、表情で55%が決まるそうです。残りは、38%が耳から入る情報:声の大きさや質、速さ、口調など。7%は言葉そのものだといいます。
つまり、「およそ半分は、見かけやしぐさなどで判断してしまう」ということでもあります。

電車の中の出来事です。
ミニスカートに茶髪、目には大量のマスカラ・・・・。少し前の言い方で言うと、「コギャル」風の女の子が座席に座っていました。途中、おばあさんが乗って来て彼女の前に立ちました。少しの間、時間がありましたが、彼女は恥ずかしそうに立ち上がり、席を譲りました。きっと勇気を出す時間が必要だったのでしょう・・・。
もうひとつ・・・。大型商業施設での出来事です。
小さな子供が買い物中風船をもらい、宙に浮かぶ風船を、嬉しそうに上下に動かして遊んでいました。保護者はその後ろで商品を選ぶのに夢中の様子・・・。
すると、風船が手から離れてしまい、天井に飛んでいってしまいました。
その子供が一生懸命飛び上がって、ひもをつかもうとするのですが、届きません。そこへ、3人組の「ちょっとワルそうなお兄ちゃんたち」が通りかかりました。そのうちのひとりが、ジャンプして、その風船を子供にとってあげました。
いずれも、見た目やしぐさで判断していた自分に気がつきました。

「人は見かけによらぬもの・・」
"人間の性質、性格、好み、能力などは、外見だけからでは判断できない。
外見とはまったく違ったものをもっているものである。"
という意味のことわざです。
見えるものの、その奥にあるものまで、見えるようになりたいものです・・・。