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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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1/15放送分 「音楽の力」

今度の(土)(日)、1月21日と22日は、大学入試センター試験です。
国公立大学の入学試験は、1979年に共通一次試験が始まり、大学入試センター試験という方式になったのは1990年。今年で16年目です。今年の志願者は全国でおよそ55万人。うち福岡県では22805人、長崎県では6753人が試験に挑みます。本番に向けて勉強、体調管理とも最終チェックの段階でしょう・・・・。

去年の大学入試センター試験のことです。
その男子学生は、自分の為、そして余命数ヶ月の父親の為にも、是非とも国公立大学に入学しようと、試験に向けて勉強に励み、本番を迎える準備は万端でした。しかし、試験の数日前、献血用の血が足りないので協力してくださいと頼まれ献血をしたところ、出血が止まらなくなってしまい、当日試験を受けることができなくなってしまったそうです。自ら進んで、人助けのつもりでしたのに、大事な試験を受けることができなくなってしまった彼・・・。「誰のせいでもない・・。仕方がない・・。でも・・・。」彼はひどく落ち込み、何日も部屋にこもりました。誰とも会う気になれず、ずっと部屋で音楽を聞いて過ごしていたそうです。その時、心に響いた歌詞がありました。

「BROTHER 生きていくだけだよ  ためらうことなど何もないよ  
 それぞれの前にそれぞれの道しかないんだ・・・
 走れなきゃ 歩けばいいんだよ
 道は違っても ひとりきりじゃないんだ・・・・」
B'Zの「BrotherFood」の歌詞の一部です。この曲が、彼を1歩前へ踏み出す力になりました。道はひとつじゃないんだ。僕には僕の別の道がきっとあるんだ・・・。彼は今、大学ではなく、別の新しい道を歩んでいます。この曲を支えにしながら・・・。
人生をささえるもの・・・。音楽もそのひとつかもしれません・・・。