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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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12/4放送分 「もったいない精神・・・割り箸」

忘年会シーズンです。
「いただきます」でパチーンと割って「ごちそうさま」で捨てられる割り箸・・・。この時期、使う回数も多くなるのではないでしょうか?
日本人一人あたりの割り箸の年間消費量は、およそ200膳。
日本全体では、およそ250億膳になります。
割り箸は、国内では森林を健全に育成させるために間引きされた間伐材でつくられますが、現在は96%が輸入もの。中国、インドネシア、チリなどで、シラカバ、エゾマツ、竹などを伐採してつくられています。
限りある資源が捨てられるのは、もったいないですね。

そんな中、全国のNPO法人や市町村、企業や小学校などで、「割り箸リサイクル」の動きが出始めています。宮城県仙台市では割り箸回収ボックスを設置し、市民から使用済み割り箸を回収。新潟県長岡市では、NPO法人が中心となり、周辺の飲食店から使用済みの割り箸を回収しています。比較的きれいな割り箸は「紙製品」に、汚れが気になる割り箸は「炭」や、カラーボックスやテーブルなどの家具の材料にリサイクルしています。兵庫県赤穂市の小学校では使用済み割り箸でハガキをつくる運動を進めているところもあります。
割り箸3膳でハガキ1枚、あるいはA4版サイズのコピー用紙1枚。
100膳で週刊誌1冊分の用紙。
2500膳でティッシュペーパー15箱分の紙が再生されます。
250億膳では、延べ床面積40坪の住宅が1万8500戸建てられるそうです。

一方で「My箸運動」に賛同して、自分のお箸を携帯する人も少しずつではありますが、増えています。お気に入りのお箸で食べるのはおいしさが増すとの評判も・・・。もったいない精神で使うお箸・・・・。あなたは、「My箸」派?それとも「割り箸リサイクル」派ですか?