12/18放送分 「ディープインパクト」
競馬はしなくても、競馬界を賑わせた記憶に残る馬の名前は知っているという方も多いのではないでしょうか・・。
トウカイテイオー、オグリキャップ、ハルウララ・・・。
でも、今年の競馬界の注目は、何と言ってもディープインパクトです。
10月に行われた菊花賞の優勝で、デビュー戦から7連勝。皐月賞、日本ダービーに続き、無敗での三冠制覇を達成しました。
ディープインパクトは2002年3月25日生まれ、牝馬、3歳。3ヶ月の仔馬の時7000万円で馬主に買われました。馬主は、馬体は小さくても毛色と瞳に衝撃を受け、人々にも強さで衝撃を与える馬になってほしいと、「ディープインパクト」という名前をつけました。最初は北海道の牧場で過ごし、広い場所に放牧すると、集団の中ではいつも先頭を走っていたそうです。生まれつきヒズメが薄いため、血を流しながらもいつまでも走り続けていたといいます。とにかく走ることが楽しくて仕方がない感じだったようです。2歳4ヶ月で滋賀の池江泰郎(いけえやすお)調教師の元へ・・。「アクセルをふかすといつでもいける馬」とディープインパクトの能力をすぐ見抜いたといいます。心肺機能の高さ、華麗なフォーム、体のやわらかさが手伝って、去年12月のデビュー戦では快勝。2戦目も圧勝。3戦目から騎乗した武豊騎手は、「ずっと探していたものがあった。走りが全然違う」と言っています。
菊花賞で勝たせる為には闘争心を抑え騎手の指示に従うことを教えることだったそうです。本番では武騎手が、走りたがるディープインパクトをなだめ、余力を残し、残り400mで一気に疾走。見事三冠を達成しました。
馬主、調教師、騎手たちの才能を見抜く力とその才能を伸ばす力がないと、ここまでの記録を作れなかったかもしれません。
ディープインパクトの次のレースは、来週、12/25(日)中山競馬場で行われる有馬記念です。その華麗なる走りを見るのが楽しみです。
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