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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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11/13放送分 「不可能を可能に」

福岡市東区、アイランドシティで開かれている、アイランド花どんたくも、残すところあと1週間となりました。
150万本の花と緑の中で注目を集めているのが、「青いバラ」。不可能と言われていた青いバラの開発に、サントリーが14年もの歳月をかけて成功させ、その上品で高貴な存在は多くの人の目を楽しませてくれています。
もともとお酒を扱っているサントリーが何故、花の事業も手がけたかというと、花も酒も「生活に潤いと、心に健康をもたらす」からだそうです。
では、何故、青いバラの開発をはじめたのか・・・。それは、ウィスキーの故郷であるスコットランドの為だとか・・・。スコットランドのシンボルカラーは青。花の女王といわれているバラで、その青色を開発することで恩返しをしようということだったそうです。

一方、先月福岡で開催された「国際宇宙会議福岡大会/宇宙フェア」、その中でひときわ目をひいていたのが、スーパープラネタリウム「メガスター」。
世界最多の500万個の星を投影するプラネタリウムは、大平貴之さんが、全くの個人でつくったもの。子供のころからプラネタリウムをつくるのが夢だった大平さん。20年間ひたすら、ひとりでプラネタリウムの製作に取り組みました。そして、アマチュアには製作不可能といわれたレンズ投影式のプラネタリウムの製作、これまでのプラネタリウムの常識をはるかに越える数の星の投影、天の川でさえ星の集団として再現すること等に成功・・・。成功の理由は「そこに星があったから」だそうです。

不可能を可能にするには、研究や開発に取り組む人の、好奇心とチャレンジ精神、持続力が必要です。「青いバラ」と、「メガスター」。モノそれ自体とそれを開発した人の魂が、私たちの心に潤いをもたらしてくれました。