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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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9/25放送分 1リットルの涙

最近、涙、流しましたか?
悲しい時、つらい時、悔しい時、嬉しい時、感動した時などに、自然と流れる涙・・・。感情によって、涙の味や量が違うそうです。
起こった時や悔しい時に流れる涙は、しょっぱくて量が少ない。嬉しいときや悲しい時、感動した時に流れる涙は、水っぽくて量も多いそうです。
涙を流すと、心も洗われ、気持ちもすっきりしますよね。

きっと、たくさんの涙を流す映画が、今日から福岡、山口県の10箇所の会場で上映されます。タイトルは「1リットルの涙」。生きることを諦めず、難病と闘い続けた少女の実話を映画化した作品です。
愛知県豊橋市に住んでいた木藤亜也さん。14歳の時、脊髄小脳変性症と診断されました。この病気は、体のふらつきにはじまって、手や指が不自由に。次第に喋るのも発音があいまいになり、最後は寝たきりになる難病です。25歳の若さで生涯を閉じた亜也さん。それから16年。彼女の14歳から21歳までの日記を中心に構成された著書をもとに、今年、映画化されました。
今日から11月までの間に、筑紫野文化会館や、中間ハーモニーホール、飯塚コスモスコモンなどで上映されます。心が激しく揺れ動く日々、家族や友人、主治医たちとのふれあい、将来の夢や不安、周りの人達への感謝などが描かれています。映画を見た人は、「今生きていることを大切にしよう。人に優しくしよう。」と改めて思ったそうです。

実在した、主人公の亜也さんは、きっと、しょっぱい涙も流したでしょうが、最期は、しょっぱくない「嬉しい涙や感動の涙」をたくさん流したことでしょう。

(問;九州共同映画社=092-741-7112)