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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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8/28放送分 お母さんケアセンター

子育てに向かい風が吹いている世の中と言われています。
核家族化が進み、無条件に手助けをお願いできる人が側にいない。お父さんは、仕事が忙しくて、あまりあてにできない・・。理想通りにいかない子育てをひとりで抱え込み、悩んでいるお母さん、疲れているお母さんも少なくありません。子育てを支援するシステムは、子どもを預かってくれる「チャイルドケア」や「ファミリーサポート」などがありますが、お母さん自身をケアして支援してくれるところがあります。
宮崎市のある小児科。病院の敷地に、隣接して「お母さんケア」のスペースができました。小児科の女医さんが、子どもを連れてくるお母さんたちに、元気がなく疲れていることが心配になり、何か、お母さん自身をケアできることはないかと考えていました。そこへ、知り合いだった「おもちゃ病院の女性」、「絵本博物館の女性」、「ハーブ園の女性」、「化粧品を通してエステをする女性」が集まり、「お母さんケアセンター」ができました。
木をふんだんに使ったスペース・・・。子どもたちの為には、あたたかみのある木のおもちゃ、わくわくする絵本たち・・・。そして、お母さんの為には、アロマオイルを使った60分のエステ・・・。お母さんたちは、体を優しくマッサージしてもらいながら、子育ての悩みなどを自然に口にし、身も心も癒されて元気になって帰っていくそうです。エステを施す女性も子育て中。共感し、慰めるうちに、元気になっていくお母さんたちを見ていると、彼女自身も元気になるそうです。その間、子どものケアは、来ているお母さんたちが、自主的に協力してやっているそうです。
誰かを支える人。その支える人を、また誰かが支えて生きている・・。
今日もまたひとり、元気さを取り戻したお母さんが、子どもに笑顔で接していることでしょう・・・。