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提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
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7/3放送分 「命を見つめて」

今、「命を見つめて」という作文の輪が広まっています。
この作文を書いたのは、去年9月、骨にできる癌=骨肉腫で亡くなった猿渡瞳さんです。
福岡県大牟田市に住む、当時中学2年生でした。
小学6年生の時、がんと診断され、「余命半年」と言われました。
1年9ヶ月に及ぶ闘病生活の中で、命の大切さを綴った瞳さんの作文が、亡くなってから、全国作文コンクールで優秀賞を受けました。
瞳さんは、病気になった「おかげ」で、本当の幸せを知ったと言っています。
それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」ということ。
命さえあれば、どんなに困難な壁にぶつかって、悩んだり、苦しんだりしても、必ず前に進んで行けるんだということ。生きたくても生きられなかった、共に闘病生活を送った瞳さんのたくさんの仲間が、命をかけて教えてくれた大切なメッセージを、世界中の人々に伝えていくことが自分の使命だと瞳さんは思ったそうです。
「人間はいつどうなるかなんて、誰にもわからない。だからこそ1日1日がとても大切。
命を軽く考える人たちに、病気と闘っている人の姿を見てもらいたい。どれだけ命が尊いかを・・。」といいながら、13歳の瞳さんは、永遠に瞳を閉じたそうです。
でも、その瞳さんの気持ち=「命を見つめて」が家族や友人らを通し、全国各地へ伝えられ、感動と感謝の輪が少しずつ広がっています。
この全文が掲載された本{13歳のがん闘病記・瞳スーパーデラックス}も、この度、西日本新聞社から出版されました。
瞳さんは亡くなっても、「瞳さんの気持ち」は、これからもたくさんの人の中に、生き続けるでしょう・・・・。命の尊さを見つめながら・・・・。