6/19放送分 「父の日のプレゼント」
今日は、父の日。
朝からお父さんたちは、そわそわしていらっしゃるのではないでしょうか?日本で父の日が広まり始めたのは、1950年頃のこと。定着してきたのは、1980年代です。
もともと父の日は、アメリカのワシントン州に住む「ジョン・ブルース・ドット婦人」が、1908年に、母の日ができたことを知り、「父の日がないのはおかしい。」と翌年「父の日をつくってください。」と呼びかけたことがはじまります。ドット婦人の父は、妻に先立たれ、6人の子どもを、男手ひとつで育てあげました。今日のような豊かなアメリカではなく、悲劇の時代と言われていたアメリカだったので、その苦労は大変だったことでしょう。
ドット婦人の働きかけで、父の日の行事は各地へ拡大。1972年、正式に「父の日」がアメリカで祝日となりました。
ドット婦人にとっては「父の日」を広めたことが、苦労をかけた父への大きなプレゼントになったことでしょう。
日本でのインターネットによる、あるアンケートによりますと、「父の日」に欲しいものベスト3は、「自由な時間」「感謝の言葉」「サービス・肩たたき」・・・。「衣類」「何でもOK」「電化製品」に続いては、「感謝の気持ち」「子どもの成長」「一緒の時間」という結果が出ています。
「子供の成長」に関しては、今、アメリカ大リーグで活躍している、ヤンキース・松井秀喜選手の「父の日のプレゼント」の話があります。2003年父の日、4試合連続となる、マルチ安打&打点を記録し、打率をあげ、チームの中で単独トップに躍り出ました。その日松井は、「元気でプレーしているのが、何よりの父へのプレゼントでしょう。」と照れ笑いしていたそうです。日本にいる実の父、そしてチームの父=監督への最高のプレゼントだったかもしれません。いつの時代もお父さんたちが求めているものは、モノより気持ち、触れ合いなのかもしれません。
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