TOPページへアーカイブへ
提供:創価学会
FM福岡(土)14:55-15:00
←(6/5放送分 「ペイ・フォワード」)
(6/19放送分 「父の日のプレゼント」)→

6/12放送分 「川への恩返し」

川で、釣りを楽しませてもらっている人たちが、今、川へ恩返しをしようという動きがあります。
5月は、福岡市の室見川の源流:椎原川で、福岡市の釣り仲間の団体が、川の清掃とヤマメの稚魚の放流。そして、今日(6/12)は、熊本県南阿蘇の白川で、熊本近郊の釣り仲間の団体が、川をきれいにし、ヤマメの稚魚を放流します。
「釣った魚は逃す」、「Catch&Release(キャッチ・アンド・リリース)という言葉があります。この精神で、釣りを楽しむ人たちが、いつでもきれいな川で釣りをしたいと、数年前から、川の清掃を始めました。最初は10人程度の人数で活動していましたが、去年は50?60人参加。様々な人たちの呼びかけでカンパも集まり、およそ5500匹のヤマメの稚魚を放流することができました。ただ、残念なことに、川にごみを捨てる人も多く、自然にもどらないごみを回収したところ、軽トラック一杯分も集まったそうです。そのごみたちは、掃除機、洗濯機、車のタイヤ、自転車から空き缶まで、明らかに、人が捨てたと思われるものばかり。川をきれいにしようと、ごみを拾う人もいれば、捨てる人もいる・・・。
熊本県の白川は、独特の湧き水の川で魚の成長が早く、「大きな魚が釣れる」と、全国的にも有名な川。
その裏には、こういった人たちの地道な活動があったんですね。
川がきれいになると、釣りも楽しくなる。釣りをしない人も、この時期、ホタルが舞うきれいな川に、心癒されますよね。
環境月間でもある6月・・・・・。私たちが住む「地球」という星のために、何かできること、あるはずです・・・。