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『ゼロモニ 朝の読書会』1月分の課題本について。

皆様、明けましておめでとうございます。
1月1日は、『ZERO MORNING presents 「ゼロモニ 新春お昼の読書会」』をお聴きいただきましてありがとうございました。
あわせて、番組中に起きた「令和6年能登半島地震」におきまして、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
また被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
日々刻々と状況が変わる中、心休まらない時ではあると思いますが、
遠く福岡の地から、いつもと変わらない放送をお届けすることで、一時でも心休まる時間になればと思っております。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

話は変わりまして、
遅くなりましたが、タイトルにもありますように、1月の「読書会」の課題本をご紹介します。
まず、1月8日週ですが、8日が「成人の日」ということで、仕事にまつわる本をチョイスしました。
『サラリーマン合気道』(箭内道彦 著/幻冬舎・幻冬舎文庫)です。


タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」、リクルート「ゼクシィ」、サントリー「ほろよい」、東京メトロなど、
既存の枠に捉われない数々の話題の広告キャンペーンを長く手掛ける一方、TOKYO FM/JFN『風とロック』、
ラジオ福島『風とロック CARAVAN福島』等の番組パーソナリティ、さらに企画、制作、演出、撮影、出演、執筆、教鞭、
作詞、作曲、MC、パーソナリティ、イベントの実行委員長、商品開発など、領域を自在に超え、従来の概念を
解体しながら、そのすべてを「広告」として、クリエイティブディレクション、ブランディング戦略を手掛ける
「風とロック」のクリエイティブディレクター「箭内道彦」氏が2008年に刊行した一冊。
「同僚と仲良くしない」「積極的に緊張する」「アイデアは書き留めない」、「会議に参加しない」……。
相手の力を自分の力にする合気道の様式をビジネス場面に置き換え、挫折と失敗の日々から編み出した常識を打ち破る
45の仕事術を披露しています。


そして、1月15日週は、
『源氏物語を知っていますか』(阿刀田 高/作 〔新潮社・新潮文庫〕)です。


こちらは、本来であれば1日放送の『ゼロモニ 新春お昼の読書会』で感想をお話しする予定でしたが、
番組内容を変更した関係により、この週に改めてお送りしていきます。
本の紹介等は、このブログの1つ前の投稿『年末年始の「朝の読書会」について』をご覧ください。

続いて1月22日週は、村上ラヂオ』(村上春樹/文、大橋歩/画 / 新潮社・新潮文庫)です。

昨年4月に長編小説『街とその不確かな壁』を刊行し、話題を呼んだ『村上春樹』が、2003年に発売したエッセイ集。
オーバーの中に子犬を抱いているような、ほのぼのとした気持ちで毎日をすごしたいあなたに、
ちょっと変わった50のエッセイを収録しています。
毎月最終日曜日に放送中の月1番組『村上ラヂオ』にも通じる(?)作品です。


最後となる1月29日週は、『黄色いマンション 黒い猫』(小泉今日子 著 / 新潮社・新潮文庫)です。

80年代を代表するアイドル・アーティストであり、俳優としても数多くのドラマ・映画・舞台に出演。
さらに、2015年からはプロデューサーとして舞台制作を手掛けるなど、幅広い活躍を続ける小泉今日子が
変わり続ける街並みを見つめ、過去、現在、未来、さまざまな時間を行き来しながら大切な記憶を綴ったエッセイ。
2017年に「講談社エッセイ賞」を受賞した作品です。


今月は、どちらかというと「エッセイ」、もしくは「エッセイに近い」作品を選んでみました。
「物語は苦手」という方も、読みやすいのではないかと思っています。
興味ある作品からで構いませんので、読んでみて、コーナーに参加してみてください。
皆さんの参加、お待ちしています。





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