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2013年10月11日 (金)

メシュラングルメ研究所 10月11日

今は、ふぐについて研究しています。

ということで、博多でふぐと言えば、もう、名店中の名店、博多い津みの店主、

宮武さんにお話をお伺いしました。

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博多い津み

http://www.hakata-izumi.com/

福岡市博多区住吉2-20-14

092-391-0231

営業時間/12:00-14:00(O.S.13:30)/17:00-22:00(O.S.20:30) 

定休日/日曜日

 

ふぐ禁止令を出した、豊臣秀吉

朝鮮への出兵の際、現・唐津の名護屋城を拠点に各地から集まった武士たち。

そこで、休日に釣りをして、釣れたふぐを食べた武士が、次々に死んでしまいました。

それをけしからん!ということで、禁止令が出たのではないかという話です。

この禁止令は、明治になるまで解かれることは、ありませんでした。

その禁止令の厳しさは、各藩によっても違い、ひどいところでは、お家断絶もあったとのこと。

 

江戸時代のふぐ

禁止されているにも関わらず、江戸時代の料理の本にふぐが登場します。

「ふくとう汁」は、味噌鍋。どぶろく酒で洗ったふぐを入れた鍋に、薄く味噌を溶いたものです。

どちらかというと、潮汁に近いものだったそうです。

この時、一緒に入れた具材は、ニンニクと茄子。

茄子は夏の食べ物なので、夏場の料理になります。

滋養強壮の意味でニンニクを入れ、脂の出ないふぐであっさりした食べ物になります。

まさに、夏バテ解消にぴったりだったのではないでしょうか?

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ふぐを解禁した伊藤博文

明治27年、日清戦争講和会議が下関の春帆楼で開かれた時のこと。

どのような料理でもてなそうかと考え、ふぐを出しました。

こんなに美味しいものを禁止するのはけしからん!ということで、許可が出ました。

そこで、ふぐと言えば下関というふうになったわけです。

 

ふぐの漁獲高

下関には、ふぐの取り扱い日本一を誇る、南風泊市場があります。

ところが、天然のとらふぐが一番獲れるのは、福岡です。(特に鐘崎)

ちなみに、天然ふぐで一番獲れる種類は、まふぐ、ごまふぐだそうです。

そして、漁獲量全国1、2位を争っているのは、福岡県、石川県です。

石川県 : まふぐ、ごまふぐ

福岡県 : しろさばふぐ(かなとふぐ)

最近では、静岡県清水市が「夏はうなぎに冬はふぐ」のキャッチフレーズで

売り込んでいるそうです。

 

いかがでしょうか?

 

来週も、フグのお話を続けます。

お楽しみに!