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ワスレナグサってどんな花?

あつまれ!!アイランドシティ中央公園

アイランドシティ中央公園では今、
園路の花壇に植えた「ワスレナグサ」が小さな青い花を咲かせています。

春になるともう少し...30cmくらいまで背を伸ばし、たくさんの空色の花を咲かせます。
そんな「ワスレナグサ」にまつわる豆知識を紹介します。

ワスレナグサ」はムラサキ科の一年草で、こぼれ種でどんどん増える強い植物です。

原産地のヨーロッパでは、「ワスレナグサ」は多年草として分類されていますが、
暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから、日本では一年草として分類されています。

「ワスレナグサ」の一つひとつの花は米粒サイズの小さな花ですが、
春になると無数にブルーの花を咲かせます。

その様子はとっても可憐で美しく、とても人気があるんです。
ちなみに最近は、ブルーの他、ピンクや白の「ワスレナグサ」もあるそうです。

そんな「ワスレナグサ」の名前は、
「私を忘れないで」という意味の英語名「フォーゲット・ミー・ノット」と、
ドイツ語名の「フェァギスマインニヒト」を訳して付けられました。

そして中世のドイツには、こんな悲しい伝説も残されています。
愛しあう男女が、ドナウ河の岸辺を散歩している時、この花を見つけます。
男は彼女のためにその花を摘み取ろうとしますが、足を滑らせて急流に流されてしまいます。
重い鎧を身に着けていた騎士の男は、手にした花を彼女に投げて、
「私を忘れないで」と叫んで、河底に姿を消してしまったのでした。
悲しむ彼女は、「私を忘れないで」という言葉を一生忘れずに、
この花を髪に飾り続けたそうです...というお話です。

この伝説が「ワスレナグサ」の語源と言われていますが、花の名前が先か伝説が先か定かではなく、
実際は寂しげな花のイメージから名付けられ、後から伝説が作られたのではないかと考えられています。

そんな「ワスレナグサ」が、いつ頃に日本に入ってきたのか?は、記録がありませんが、
日本では明治以降、数々の詩に登場します。

中でも有名なのは北原白秋の
「仏蘭西(フランス)の みやび少女が さしかざす 勿忘草(わすれなぐさ)の 空いろの花」

このように数々の伝説や詩に詠まれるロマンチックな「ワスレナグサ」の花は、
4月頃に満開を迎え、6月頃まで楽しめるそうです。
温かくなった春には、ぜひ、アイランドシティ中央公園で、その可憐な姿を楽しんでくださいね。