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「寒○○?」を探そう!

あつまれ!!アイランドシティ中央公園

今、アイランドシティ中央公園では、
お浸しにすると美味しい「寒咲花菜(カンザキハナナ)」が、ポツポツと咲き始めました。
この「カンザキハナナ」は漢字では、「寒い」に「咲く」、植物の「花」に菜の花の「ナ」と書きます。

この「カンザキハナナ」のように、名前に「寒い=カン」が付く植物は、日本にはたくさんあります。
そこで今日は、そんな名前に「寒(カン)」がつく植物を紹介しましょう。

●寒椿(カンツバキ)
「ツバキ」と「サザンカ」を、かけ合わせた品種だと言われていますが...これには異論もあります。
一般的には「サザンカ」を「カンツバキ」と呼ぶことが多いそうです。
開花の時期は12月~2月頃で、紅色やピンク、白の花を咲かせます。

●寒菖蒲(カンアヤメ)
「菖蒲(ショウブ)」の仲間ですが、冬の寒い時期に咲く品種のため、このような名前で呼ばれています。
開花時期は11月~3月頃で、紫、白、ピンクの花を咲かせます。

●寒菅(カンスゲ)
あまり目立たない植物ですが、こちらは「蚊帳吊草(カヤツリグサ)の仲間で、
春に「一人静(ヒトリシズカ)」に似た花を咲かせます。

●寒緋桜(カンヒザクラ)
その名の通り、桜の仲間で、旧暦のお正月=2月1日頃に咲き始めることから、
「元日桜(ガンジツザクラ)」とも呼ばれています。
「ソメイヨシノ」が咲かない沖縄では、桜といえば、この「カンヒザクラ」のことを指すそうです。

●寒桜(カンザクラ)
こちらは「カンヒザクラ」と「大島桜(オオシマザクラ)」をかけ合わせた桜です。
これも春に咲く桜では、一番早くに咲き始めます。


この他にも、1年に2回咲く性質を持っているなどの理由で、寒い時期にも花を咲かせることから、
この時期にだけ、通常の名前に「寒(カン)」を付けて呼ぶ植物もあります。

●寒木瓜(カンボケ)
「ボケ」の花も春に咲きますが、冬の寒い時期に咲くコトがあって、
その頃に咲く「ボケ」を「カンボケ」と呼びます。

●寒牡丹(カンボタン)
こちらも品種としては春咲きの「ボタン」と同じですが、冬に花を咲くと「カンボタン」と呼ばれます。

この他にも日本酒の銘柄になっている「寒梅(カンウメ)」や「寒菊(カンギク)」などなど...
日本には寒い時期に花を咲かせる植物がたくさんあります。

ポツポツと咲き始めた「寒咲花菜(カンザキハナナ)」と一緒に、
アイランドシティ中央公園で、「寒(カン)」と名前のつく植物を探してみませんか?