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ニホンスイセンにまつわる豆知識
あつまれ!!アイランドシティ中央公園
アイランドシティ中央公園では今、「ニホンスイセン」が見頃を迎えています。
園内のあちらこちらで咲いていますが、
特に南出入り口付近にが群衆があって、良い香りに包まれています。
そんな「ニホンスイセン」にまつわる豆知識を紹介します。
「ニホンスイセン」の花が咲くのは、毎年12月から2月頃。花の大きさは、およそ3cmです。
香りが良いのが特徴で、その香りの成分の一部は、ラベンダーと同じなので、リラックス効果が
期待できると言われています。
「ニホンスイセン」は、日本という名前がついているだけあって、
日本の環境によく適しているそうで、育てやすい植物だと言われています。
また、「ニホンスイセン」は、房状に咲く特徴があることから「フサザキスイセン」、
寒い雪が降る時期でも咲くことから、「雪中花(せっちゅうか)」とも呼ばれます。
そんな「ニホンスイセン」の学名は「ナルキッソス」と言います。
これは「自己愛」という意味の「ナルシスト」と同じ語源で、
ギリシャ神話に登場する美少年「ナルキッソス」が由来となっています。
そんな「ナルキッソス」に関するギリシャ神話を、簡単に紹介しましょう。
「ナルキッソス」は、その容姿の美しさから多くの女性からモテモテでしたが、
高慢な態度で女性たちをあしらい、傷つけてばかりいました。
その様子を見ていた復讐の女神「ネメシス」は、「ナルキッソス」に呪いをかけて、
自分しか愛せないようにしていまします。
「ナルキッソス」は、日々、水面に自分を写し、その姿に恋をしていまします。
しかし、当然、その想いは届かず、食事も喉を通らなくなった彼は、
最後は動かなくなってしまったのでした。
その後、彼が座っていた水辺には1本の「スイセン」の花が...。
それは、水面に写った自分に恋をして、姿を変えた「ナルキッソス」の変わり果てた姿だったのです。
そのため「スイセン」は、うつむいた風に花を咲かせる...ということです。
このような由来から、「ミホンスイセン」の花言葉は、
「自己愛」「うぬぼれ」「自己中心」「報われぬ恋」「エゴイズム」と
何ともマイナスなイメージばかりです。
しかし、安心してください。海外では「スイセン」は「希望の象徴」とされています。
また、日本でも同様に白の「スイセン」は「希望の象徴」で、1995年の「阪神淡路大震災」の時には、
当時の皇后、美智子様が皇居で摘んだ17本の「スイセン」を現地に献花されました。
そんな「希望の象徴」でもある「ニホンスイセン」の美しさと香りに癒されに、
ぜひ「アイランドシティ中央公園」にお出かけしてみませんか?