お届けしている GOW!!内コーナー「あつまれアイランドシティ中央公園」では、
リスナーの皆さんに、花や樹木といった植物や、昆虫に関する質問を募集しています。

みなさんからいただいた質問に
「アイランドシティ中央公園」の専門スタッフが、応えてくれましたので紹介します。


【質問】  RN. てっちゃん
畑に柿の木を植え、3年が過ぎましたが、
2年目から写真のように葉が周辺から枯れて行きます。対処方法を教えてください。



【質問への回答】
柿の木は色々な病害虫の発生が考えられます。落葉病や炭疽病など...
しかし、写真を見る限りではどちらの病気も当てはまらないように見えます。

考えられる理由の一つとして、まず葉焼けがあります。
植付けをしてから3年間はしっかり水やりが必要です。冬以外の春から秋にかけては、
乾燥や日照りで水不足になりやすいので、根がしっかりはるまでは水やりが必要です。
水が不足していて、日光をたくさん浴びると葉が焼けます。

特に今年は、雨が降らない期間と、雨が降り続ける期間が分かれていたので、
雨の降らない期間に水が不足したからかも知れません。お水をしっかり上げるようにしてください。

そして、もう一つ考えられる理由は、塩害です。
もし、近所に海などがあれば、塩害の可能性もあるのではないかと思われます。

さらに、灰色かび病の多発の可能性もあります。
灰色かび病の原因は肥料バランス（窒素など）の過多、長雨、高温多湿などです。
対策としては薬剤散布、枯葉の除去＝枝についているモノも、下に落ちているモノも除去してください。

ちなみに、病害虫の診断は実際に斑点や虫がいれば診断はできるのですが、
枯れているという原因は、たくさん考えられます。

例えば、土に問題がある、栄養不足、水不足、敷地が狭く根が詰まっている、
害虫の侵入、病気の伝染などなどです。

今回は写真だけでしたので、そこから読み取れるのはこの程度かと思います。
キチンとした診断は果樹関係や樹木に詳しい造園屋さんに相談してみてください。

ちなみに、「アイランドシティ中央公園」でも、
毎月、第2・第4土曜日の午前10時から12時に、「樹木クリニック」開催しています。
現在は、緊急事態宣言期間中ですので開催していませんが、
こちらでは樹木医の先生が、専門的な観点から相談に乗ってくれますので、ぜひ、活用してください。



「あつまれ！アイランドシティ中央公園」では、リスナーの皆さんからの質問を募集しています。
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宛先　 gow@fmfukuoka.jp

※メッセージが採用された方には、「スプラウト（ブロッコリー）」の種をプレゼントします。