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みなさんからの質問に答えていただきました!

あつまれ!!アイランドシティ中央公園

お届けしている GOW!!内コーナー「あつまれアイランドシティ中央公園」では、
リスナーの皆さんに、花や樹木といった植物や、昆虫に関する質問を募集しています。

みなさんからいただいた質問に
「アイランドシティ中央公園」の専門スタッフが、応えてくれましたので紹介します。


【質問】  RN. てっちゃん
介護施設に勤務していますが、施設の木が昨年から1種類だけ枯れ始めました。
木は植樹して15年になります。昨年から急に枯れ始めました。
完全に枯れたものもあります。虫がついているようには見えません。
また、他の木には全く異常がありません。出入りの植木屋さんに尋ねても首を傾げられるだけです。
どうしたら木が助かるのでしょうか?



【質問への回答】
写真を拝見したところ、てっちゃんが
お勤めされている施設に植えられているのは、「コニファー」という木ですね。

「コニファー」は色々な品種がありますが、
写真の「コニファー」は、シルバー系の「コニファー」で外来種ではないかと推測できます。

1年中、適度な温暖で風通しが良い場所を好みますので、日本の四季が少し苦手です。
特に蒸れに弱いので、日本の梅雨時期は大の苦手と言えます。

また、日当たりが良い場所を好みますので、
日当たりが悪くなるとカビが発生したり病害虫が発生しやすくなります。

てっちゃんの施設の「コニファー」は、15年も元気に過ごしていたのですね!すごいですね!

黒川)そんな「コニファー」が枯れ始めたのは、成長して大きくなり、葉の密集度が高まったため、
中の方に日が当たりにくくなり、風通しも悪くなったことが原因かも知れません。

一度枯れたところが通常通りに戻るのも難しいです。
枯れた枝部分は剪定をして、まだ色味の残っている枝は枯葉を取ってあげるとイイですね。

虫がついているようでなければ、赤錆病や枯葉病なども考えられます。

田代)また、「コニファー」は金属製の刃物を嫌うので、セラミック製のハサミや、手摘みでの管理が推奨されています。

しかし、剪定バサミなどは金属製が多いので、
中々、セラミック製で剪定をしている方は少ないかもしれませんね。
黒川)写真でお答えできるのは、このくらいかと思います。

15年間も日本の四季の中で、きれいに大きく成長しただけでもすごいと思います。
少しずつストレスがかかっていたと思いますので...。

ちなみに、枯れ始めた「コニファー」が、
他の「コニファー」と同じくらい見栄えが綺麗に戻るのは難しいかも知れません。

植木屋さんにも得意な分野がそれぞれあるので、イングリッシュガーデンなどを得意とする
専門の造園屋さんにしっかり現場を見てもらって、診断してもらった方がイイと思います。


「あつまれ!アイランドシティ中央公園」では、リスナーの皆さんからの質問を募集しています。
 花や樹木といった植物や、昆虫に関する質問を番組まで送ってください。
宛先  gow@fmfukuoka.jp

※メッセージが採用された方には、「スプラウト(ブロッコリー)」の種をプレゼントします。