ここ福岡市には「アイランドシティ中央公園」のような、魅力溢れる公園がたくさんあります。
今は利用できない状況が続いていますが、それが解除された後、ぜひ遊びに行って欲しい！
福岡市の公園をシリーズで紹介しています。

今回ご紹介するのは、福岡市西区にある「生の松原（いきのまつばら）海岸森林公園」です。

「生の松原」は、福岡市西区の唐津街道沿いに、およそ3キロメートルに渡って広がるクロマツ林です。

ここは美しい砂浜と松原がある景勝地を認定する
「日本の白砂青松100選」にも選ばれています。

「生の松原」の長垂海岸から小戸海岸にかけての、
およそ2．5キロメートルの区間は、その昔、元の国が侵攻してくるのを防いだ
「元寇防塁」の跡が残されていて、太古の歴史情緒を漂わせています。

「生の松原海岸森林公園」は、そんな現代の日本から失われつつある島国ならではの美しい風景、
そして激動の中、繰り広げられた人々の歴史が刻まれている、まさに魅力満載のスポットです！

そんな公園の中にあるのが「壱岐神社」です。
「壱岐神社」は、壱岐直真根子（いきのあたいまねこ）を祀った神社です。

「日本書紀」によれば、その昔、武内宿禰（たけうちのすくね）が、
都を留守にしている間に反乱の罪を着せられてしまいます。

壱岐直真根子は、武内宿禰を助けるため、身代わりとなって亡くなりました。

やがて無実であることが分かりましたが、壱岐直真根子が自分の命を犠牲にしてまで
武内宿禰に尽くしたことから、ここに祭神として祀られたということです。

ちなみに、「生の松原」の地名は、神功皇后が松の枝を逆さに差して、戦勝を祈ったところ、
松の枝が根つき、生き返ったという逆松の伝説にちなんで名付けられたと言われています。

「生の松原海岸森林公園」アクセス方法
駐車場がありませんので公共の交通機関を使用してください。
下山門駅から徒歩5分です。

自然と歴史を同時に感じられそうな場所です。
落ち着いたら是非足を運んでみてください。