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「アイランドシティ」の歴史と未来
あつまれ!!アイランドシティ中央公園
今日はいつもと趣を変えて、アイランドシティ中央公園がある「アイランドシティ」の
歴史と未来について勉強しましたね。
【アイランドシティのある博多港は、昔から日本の玄関口】
◆およそ2000年前に金印が伝来
◆600年から618年の18年間に派遣された遣唐使の船出
【アジアの主要都市に近い地理的特徴】
◆釜山(韓国)まで、およそ200㎞
◆上海(中国)まで、およそ900㎞
「アイランドシティ」は、そんな博多港の港湾機能強化を目的に、
香椎地区と海の中道に挟まれた博多湾を埋め立てて建設された人工島。
当初は陸続きの埋立計画でしたが
「和白干潟」を残し、周辺の自然環境を保全する為、島方式の計画に変更されました。
周辺海域や海岸線をエコパークゾーンとして積極的に保全を図り、
自然と触れ親しむことができる水辺空間として整備。
1994年(平成6年)に着手し、2021年現在も整備が続けられています。
アイランドシティの総面積は401.3ヘクタール。
(ペイペドーム → およそ58個分/畳 → およそ219万8282枚分)
大きく港湾関連の用地「みなとづくりエリア」と、
住宅や公園(アイランドシティ中央公園)、学校などの用地「まちづくりエリア」の2つに分かれています。
「みなとエリア」の運用開始により博多港全体のコンテナ取扱数は、
2019年のデータで、日本6位、九州で1位に躍進。
アジアに近い地理的優位性を活かした航路も就航。
「まちづくりエリア」では、2005年(平成17年)の「まちびらき」以降、
現在ではおよそ3700世帯、およそ1万900人が生活をしているそうです。
【まちづくりエリアのテーマ】
①CO2 など温室効果ガス排出量が少ない先駆的な低炭素型モデル都市づくり。
②自然との共生により、心地よさ・豊かさを実感できるモデル都市づくり。
③持続可能なまちを創造する地域コミュニティやライフスタイルを有するモデル都市づくり。
【アイランドシティ中央公園】
「アイランドシティ」の中心エリアに位置するのが、
市民の憩いの場として親しまれている、緑と水の公園「アイランドシティ中央公園」。
道路を挟んで北側エリアと南側エリアに分かれ、2つのエリアは歩道橋で接続されています。
メインとなる北側エリアの中央には大きな修景池を設け、その周囲に園路が整備されていて
池の西側には体験学習施設「ぐりんぐりん」が、池の東側には多目的広場や、
遊具を備えたこどもの広場などが設けられていますよ。
「アイランドシティ中央公園」は、
野鳥の通り道を「グリーンベルト」として残そうという思いと共に誕生した公園です。
島内のグリーンベルトは、大きく4つのブロックで構成され、最終的にはアイランドシティ北側で
整備中の「アイランドシティはばたき公園」と共に、島内に広大なグリーンベルトが形成される予定。
古くからの街を再整備するのとは違い、
まっさらな場所で自由に都市計画を描くことのできたのが「アイランドシティ」。
計画当初からこれだけの広大な公園・緑が意図的に確保されているのは、
自然環境との共生や美しい町並み形成、そして防災拠点としてなど、
公園のもつ様々な役割・機能が都市にとっていかに重要なのかを示しているモデルになっています。。
今後も「アイランドシティ中央公園」は、住民や利用者の日常に癒しと体験を提供する交流拠点として、
まちと共に変化を続けながら、さらなる賑わいを創出していくことが期待できそうですね。
https://ic-centralpark.jp/