FM 福岡 FUKUOKA

2026年8月22日放送
「20代後半の男性が田舎の祖父に宛てた手紙」

夏の夜空に光る星をみつけると、

子どもの頃にじいちゃんの家で過ごした夏休みを思い出します。

朝は早起きして、畑のナスやトマト、キュウリを採りに行ったこと、

昼には縁側で甘~いスイカを食べて、種飛ばし競争をしたこと、

そして、夜になると庭に敷いたござの上に寝転んで、星を見ながら色んな話をしてくれたよね。

夏のサソリ座と冬のオリオン座が追いかけっこするギリシャ神話を、

まるで本当に見てきたかのように語るじいちゃんの声は、いまも耳に残っています。

「下を向いてたら、きれいな星座を見つけることはできないぞ」。 

じいちゃんが口癖のように言ってたその言葉は、いまの僕の支えになっています。

仕事で落ち込んだ時も、迷った時も、ふと空を見上げると、じいちゃんの声が聞こえる気がするんだよね。

いま僕は都会の光に照らされた生活をしてるけど、

子どもの頃にじいちゃんと一緒に見上げた空は、ずっと変わらず僕の上にあるんだね。

じいちゃん、今年の夏も、星はちゃんときれいだよ。

いつまでも元気でいてね。