FM 福岡 FUKUOKA

2026年7月25日放送
「50代の男性が鰻屋の店主へ宛てた手紙」

夏の暑さがひときわ厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。

先日の「土用の丑の日」には、美味しい鰻をご提供くださり、ありがとうございました。

炭火の香ばしさに包まれた、ふっくらとした身の旨味が格別で、心も体も元気になりました。

お会計の際、私が「夏の暑い盛りに、炭火の前で鰻を焼き続けるのは大変ですね」と労うと、

店主さんは笑顔で、「私たちの仕事は、お客様からお金をいただくのに、

ありがとうと感謝される。そんな幸せな仕事だから大変さは苦にならない」と仰いました。

その言葉を伺い、「ありがとう」というたった五文字が、

人の心に灯りをともすように、働く人の背中をそっと押す力を持っているのだと再認識することができました。

そして、その感謝の気持ちは胸にしまっておくだけではなく、

言葉として相手に届けてこそ、本当の力を発揮するものなのですね。

何気ない一言が、誰かの一日を少しだけ明るくするかもしれない。

日々の忙しさの中で、つい忘れがちなそのことを思い出させてくれて感謝いたします。

これから私は、家族や同僚など身近な人にも、感謝の気持ちをきちんと伝えていこうと思います。

あの日の鰻の味と、大切なことを教えてくれた店主さんに改めて...

「ありがとうございます」。