FM 福岡 FUKUOKA

2026年3月14日放送
「かつての恋人に宛てた出すことのない30代女性の手紙」

「どうだった?隣に私がいなかった10年は...

大学の同窓会で10年ぶりに再会したあの日、

私はあなたの左手の薬指を見て、この言葉を飲み込みました。

その視線に気づいたあなたは、あの頃より少しだけ大人びた顔で

照れくさそうに指輪を触りながら「去年なんだ」と、はにかんだよね。

付き合っていた頃は、漠然といつかあなたと一緒になるんだろうな~って思ってた。

けど、あなたがたくさんくれた愛を告げる言葉より、たった一つの愛をもたない言葉が気になっちゃって、

私たちは、ちょっとずつ心が離れていってしまったよね。

あれから10...同窓会で私は、あなたの口からどんな言葉が聞きたくて、

あんな質問をしようとしたんだろうね。

「どうだった?隣に僕がいなかった10年は...

  逆にあなたに聞かれたら、私は何て答えただろう。

日常の何気ない瞬間に、あなたのことをふと思い出すことがあったけど...

留学をして、キャリアアップをして、もちろん恋もして、そこそこは充実してたかなって言ったと思う。

いまは私の隣は空いてるけど、それはそれでいいかな~って感じ。

あなたは「強がりな私っぽい」って絶対に突っ込むと思うけど、本心だよ。

私も自分の人生を、これからも楽しみます。

あなたもどうぞお幸せにね。