FM 福岡 FUKUOKA

2025年11月29日放送
「結婚式を終えたばかりの20代の女性が母親へ宛てた手紙」

「結婚おめでとう。これは美月が育ってきた足跡よ」。

そう綴られた一文とともに、お母さんから送られてきた段ボールの中には、

私が子どもの頃に遊んでいた懐かしいおもちゃたちがびっしり。

ままごとでよく遊んだ人形や、ビーズでつくったアクセサリー、

そして、いつも一緒に寝てたイルカのぬいぐるみ、ピーちゃんとまた出会えるなんて思ってませんでした。

擦り切れたピーちゃんを、お母さんが何度も直してくれたから継ぎはぎだらけだけど、

その縫い目や汚れの一つひとつにも思い出がたくさん詰まってて、涙が出そうになっちゃった。

こうして昔遊んだおもちゃったちを眺めていると、当時一緒に過ごした友だちのこと、

お父さんやお母さんのこと、そして、お姉ちゃんとケンカしたことまで鮮明に甦ってくるから不思議です。

おめかしして写ることの多い写真の中にあるのは、どこか非日常の思い出だけど、

おもちゃは日常の思い出のカケラなんだね。

私も子どもが生まれたら、写真をアルバムに一枚一枚貼っていくように、

遊び終わったおもちゃを段ボールに詰めて、おもちゃのアルバムをつくってあげようと思います。

お母さん、素敵なプレゼントを本当にありがとう。

これからも祐樹さんと一緒に、楽しい思い出をたくさん増やしていくね。