FM 福岡 FUKUOKA

2025年8月16日放送
「50代男性がお盆休みに久しぶりに会った高校時代の仲間へ宛てた手紙」

先日はみんなと久しぶりに会えて、楽しかった。

高校を卒業して、早いもので35年。

みんな外見はそれなりに変わっているのに、顔を合わせた瞬間、あのころに戻って

高校生気分で騒げたことに、自分でもちょっと驚いている。

それだけ、いい時間を共に過ごしてきた、かけがえのない仲間ということだろう。

実は、盆休みにみんなで会おうという連絡をもらったとき、少し躊躇する自分がいた。

高校時代は、お互いに夢を語り合えたけれど、50代も半ばに近づいた今、どんな話をするのか。

みんな別々の道に進み、今置かれている立場も状況も違う。

それぞれに悩みや心配事は、少なからずあるはずだ。

定年後のことや健康のことを考えると正直、不安になる。

そんな暗い話になったらいやだなと思っていたが、みんなと会った瞬間、すべては杞憂に終わったよ。

ただ楽しいだけでなく、高校時代にタイムスリップしたことで、

これまでの自分を振り返ることができたし、

「青春とは心の若さである」という言葉の意味を実感できたような気がする。

人生100年時代。まだ折り返し地点を過ぎたばかりだ。

今度、正月にまたみんなで会ったときには、いぶし銀世代なりの夢を語り合おう!