2025年1月25日放送
「小学校教師が今年度赴任した学校栄養士に宛てた手紙」
佐藤さんが我が校に赴任されてから、もうすぐ1年ですね。
今年度は子どもたちの給食の食べ残しが劇的に減り、感謝の思いを伝えたくて筆を取りました。
コロナ禍での黙食の流れもあり、以前までは食べる時の会話を一切禁止していた私。
けれども佐藤さんは、「子どもたちにとって給食の時間を楽しいものにしましょうよ」と、
シーンとしていたお昼の時間をワイワイガヤガヤ...賑やかに変えました。
さらに壁に飾る食材に関する資料を毎月作り替えたり、中身もクイズ形式にして興味を引かせたりと、
とにかく子どもたちがワクワクするような仕掛けを、たくさん施してくれましたよね。
するとどうでしょう。好き嫌いの多い子どもたちまで、残さずに給食を食べるようになったのです。
場の雰囲気が楽しいと、そこで食べる料理まで美味しく感じるようになることを改めて実感しました。
また、「食育は食の生まれる現場を見せて、体験させることが一番」と、
佐藤さんは積極的に子どもたちを畑や田んぼに連れ出してくれましたよね。
そこで苦労しながら収穫した食材を大事に思う気持ちは、決して机の前では育むことができません。
これぞまさに食育だと勉強させてもらいました。
来月のメニューには、子どもたちが収穫した里芋でつくるコロッケがありましたね。
私もとっても楽しみにしています。いつもありがとうございます。
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