FM 福岡 FUKUOKA

2025年1月11日放送
「30代の女性が実家の母親へ宛てた手紙」

今年のお正月は実家でゆっくりさせてくれてありがとう。

お母さんが子どもたちと遊んでくれたおかげで、久しぶりに自分の時間を持つことができました。

けど、孫に振り回されっぱなしで、いまごろ疲れがでていないか...少し心配です。

そういえば今年も縁側に、まるで楽譜に並ぶ音符のように干し柿を吊るしてたね。

子どもの頃、冬が近づいてくると裏庭の渋柿を採ってきて、

お母さんと一緒に「♪ドレミ~」なんて歌いながら吊るしてたことを、懐かしく思い出しました。

干し柿って本当に不思議な食べ物だよね。

そのままでは渋くてとても食べられないのに、干すだけであんなに柿の旨味や甘味がギュッと凝縮するなんて。

我が家の男の子2...いまはヤンチャな“渋ガキ”たちも、

いつか干し柿のように、中身がギュッと凝縮した大人に育ってくれたら嬉しいな。

子育ては干し柿と一緒で、親がちゃんと環境を整えてあげた後は、

愛情をたっぷりと注ぎながら、子どもが自分で育つ力を信じて見守ることが大事なんだろうね。

お父さんとお母さんに、そうやって育てられたかつての“渋ガキ”の感想です(笑)。

それじゃあ、まだまだ寒い日が続くと思うけど、無理しないで元気に過ごしてね。