FM 福岡 FUKUOKA

2024年11月30日放送
「50代男性が高校時代の恩師に宛てた手紙」

今日は先生にうれしいご報告があります。

4年目にして、ようやく行政書士の資格を取得することができました。

我ながら、諦めずによく頑張ったと思います。

近所の一人暮らしのお年寄りからいろいろ相談を受けるうちに、

こんな自分でも人の役に立つことができるかもしれないと、行政書士を目指そうと決意したのが50歳のとき。

周囲のみんなからは、無理だと思われていたようです。

実際、体力だけでなく記憶力も若い頃のようにはいかず、3年続けて不合格に。

もう諦めようと思ったことも、一度や二度ではありません。

そんなとき、偶然、まちで再会した先生は、私の挑戦を知って励ましてくださいました。

「なかなか思い通りにいかなくても、諦めずに挑戦を続け、壁を乗り越えていけば、

それが自信へと変わっていく。苦労して頑張った分だけ、喜びも倍になる」

本当に、先生の言葉どおりでした。

自分に、これほどの気力があったとは...この歳になって初めて気づきました。

そして、そんな自分に自信が持てるようになりました。

諦めさえしなければ、人間、何かを始めるのに、遅すぎるということはないんですね。

そのことを教えてくださった先生に、心から感謝しています。