FM 福岡 FUKUOKA

2024年10月26日放送
「亡き母へ綴った50代の娘の手紙」

四十九日の法要も終わり...まだ心の整理はついていないけど、

少しずつお母さんの持ち物を整理しようと、ようやく手をつけ始めました。

でも、何度も手が止まっちゃうんだよね。

だって、一つひとつの持ち物には、お母さんとの思い出がたくさんつまっているから。

中でもスマートフォンには、お母さんを偲ぶ記録が鮮明に残っていました。

お母さんが大事に育てていた観葉植物の成長記録や旅先での写真も多かったけど、

一番はやっぱり、孫の祐樹と一緒に写った写真なんだね。

あっちで待っていたお父さんが、やきもちを焼いてなかったか?って心配になっちゃった(笑)

面白いところでは、多分うまく焼けて嬉しかったんだろうね...何でもない玉子焼の写真だったり

777円のレシートなんて写真もあって、お母さんらしいな~と微笑ましくなりました。

なぜならお母さんは、日常のどんな小さなことにも喜びを見出す天才で、

何かあると「ほらほら~」って具合に、ニコニコと話しかけてくるチャーミングな女性だったから。

そんないつでも明るいお母さんに、私たち家族はどんなに癒されていたことか。

それは周囲の人も同じだよ。あの後、多くの人がお母さんとの楽しい思い出を私たちに話してくれました。

いまごろ、そっちでもみんなを笑顔にしていることだろうね。

本当にありがとう。お父さんと仲良くね!