2024年10月5日放送
「野球部に所属する高校2年生が、引退した先輩に宛てた手紙」
前田先輩から受け継いだエースナンバー「1」。
その重みを感じながら出場した秋季大会では、思うような結果を残すことができませんでした。
自分が打者を抑えなくては...と、一人で気負ってしまいファーボールを連発、自滅したのが原因です。
試合後、「もっとバックを信頼して投げろ」。
そうメンバーたちに声をかけられ、思い出したのが先輩の姿でした。
先輩は、どんなに素晴らしい投球をしても、手柄を主張することなく、偉ぶらず、
例え野手がエラーをして試合に負けても、決して人のせいにすることはありませんでしたよね。
野球は一人ではなく、チームで戦うスポーツだということを、
改めて思い出させてくれたことを感謝しています。
先輩は引退する時、後輩の僕たちに、こんな言葉を残してくれましたよね。
「自分は3年生になるまで控え投手だったが、
目標に向かって一歩、また一歩と粘り強く努力を積み重ねてきた。
その間、目に見えるような成果が上がらない時もあった。しかし、ある一定のレベルに達すると、
ちょうど山の峰を越えた時のように、一気に目の前が開けていく。それまで我慢だ」...と。
まだまだ自分たちは頂上を目指して一歩一歩、山を登っている途中です。
いつかメンバー全員と一緒に、山の上から素晴らしい景色を眺めることができるように頑張ります。
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