2024年6月1日放送
「子どもの小学生の時の担任の先生へ宛てた、40代女性の手紙」
ご無沙汰しております。
息子が3年生の時にお世話になってから、もう3年も経つのですね。
早いもので、その息子も、この春から中学生になりました。
先生には折に触れ、息子の相談に乗って頂きましたが、
今でもよく覚えているのは、本をまったく読まない息子に私が頭を抱えていたところ、
先生から「お母さんは本を読んでいらっしゃいますか?」と尋ねられたことです。
そして、「子どもはお母さんをよく見ていますよ。
お母さんが本を読むようになれば、子どもはきっと興味を持つはずです」と言われたのです。
その言葉を聞いてハッとしました。
私自身、毎日スマートフォンの画面ばかりを見つめ、まったく本を読んでいなかったからです。
それから我が家では1日30分...読書の時間をつくって、夫も一緒にみんなで本を読むようになりました。
おかげで息子は少しずつ本に興味を持ち始め、中学では図書委員に立候補したそうですよ。
「子は親を映す鏡」と言いますが...例えば息子が汚い言葉を使うと、
私自身がそんな言葉を使っていないか?と、まず自分を顧みるようになりました。
親の無意識な行動が子どもに影響を与えることを教えてくれた先生には、本当に感謝しております。
ありがとうございました。
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