FM 福岡 FUKUOKA

2024年4月20日放送
「初めて親元を離れて一人暮らしを始めた女子大生が母親へ宛てた手紙」

お母さんのことだから、今頃きっといろいろ心配していると思うけど、

一人の生活にも少しずつ慣れてきたから、安心してね。

お母さんが引っ越しの手伝いに来てくれて、本当に助かりました。

私一人だったら、あんなに手際よく片付けることはできなかったもの。

お母さんの温もりがまだ部屋のあちこちに残っていて、ちょっと切なくなる時もあるけど、大丈夫。

実家を離れて、気づいたことがあります。

私は、自分一人で何でもやれると思っていたけれど、そうじゃなかった。

お母さんやお父さんに見守られ、助けられていたんだよね。

お母さんがよく言っていた、「周りの人への感謝の気持ちを忘れたらダメよ」という言葉の意味も、

ようやく分かったような気がします。

お母さんが書いてくれた私の好きな料理のレシピ、早速役に立っています。

でも、ちゃんとレシピどおりに作っているのに、やっぱりお母さんが作ってくれた料理のほうが

断然おいしい。

お母さんの味を思い出すだけで涙が出そうになるけど、私、頑張るよ。

お母さん、お父さんも無理をしないようにね。健康に気を付けてください。

夏休みになったら、すぐに帰ります。