FM 福岡 FUKUOKA

2024年3月2日放送
「卒業式の日に親友へ渡した女子高生の手紙」

二人で一緒に高校へ通うのも、今日が最後だね。

コロナ禍で不安いっぱいの中、スタートした高校生活。

菜緒ちゃんと同じクラスになって初めて話したとき、なんとなく親友になれそうな気がしました。

あとで、菜緒ちゃんも同じ気持ちだったと聞いて、うれしかった。

学校ではずっとマスクをしていたから、マスクを外した顔をちゃんと見たときは、二人とも照れくさくて、

ただ笑うしかなかったよね。

そんなところも妙に気が合って、なんだかホッとしたものです。

2年生までは行事もいろいろ制限されて、当たり前の高校生活は送れなかったけれど、

これから大人になって一番懐かしく思い出すのは、きっとこの高校3年間のことだと思います。

楽しい時も、辛い時もいつも菜緒ちゃんがそばにいてくれたから、

私の高校生活はとってもあったかい時間になったよ。

封筒の中に、幸せのシンボル「四つ葉のクローバー」の押し花を入れています。

お母さんが高校時代に親友からもらって嬉しかったという話をしていたので、ちょっと真似してみました。

これからはそれぞれ違う場所で大学生活を送ることになるけど、

菜緒ちゃんはずっとずっと私の大切な親友です。