FM 福岡 FUKUOKA

2023年12月9日放送
「忘れ物を届けてくれた人に宛てた40代女性の手紙」

あなたが届けてくれた紙袋には、私にとって本当に大切なものが入っていたことをお伝えしたくて

この手紙を書きました。

あの日、私は親友と会うために、久しぶりに帰省していました。

友人は病気でしばらく入院していましたが、退院して外出もできるようになったという知らせをもらい、

すぐに会いたくなって飛行機で帰ってきたのです。

実はあの日、私がバスセンターのトイレに忘れた紙袋の中に入っていたのは、

親友から手渡された快気祝いでした。

親友と別れた私は、実家へと向かう高速バスの発車時刻が迫る中、

慌てて駆けこんだトイレの手洗い場に紙袋を置いたまま、バスに飛び乗ってしまったのです。

大切なものを忘れてきたことに気づいたのは、バスが発車してまもなく。

親友が、まだきついはずの体で、心を込めて選んでくれたに違いない快気祝いなのに…。

キャリーケースやショルダーバッグを忘れてきた方がよっぽどよかったと、ひどく落ち込みました。

半分諦めながらも、バスを降りてすぐバスセンターに電話して確認したところ、

「届いていますよ」という返事が。

親友の気持ちをちゃんと受け取ることができると心からホッとしたと同時に、

わざわざ忘れ物として届けてくれた方に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

どうしてもこのことをお伝えしたくて...

ありがとうございました。